「好き」だけじゃ、うまくいかない。それでも、好きだから。
レイカは中学3年生。
お母さんがいなくなってから、妹のユウカの「お母さんの代わり」になろうとしてきました。
家のことも勉強もきちんとして、周りから見たら「ちゃんとしてるお姉ちゃん」。
でも、ユウカにとっては、そのがんばりがちょっとだけ、重たかったのかもしれません。
ある日、ユウカは算数のテストでひどい点を取って落ち込みます。
それを見ていたレイカのクラスメイトのミサキが、ユウカに勉強を教えることになるんだけど、ユウカはミサキに「このこと、レイカには言わないで」ってお願いをします。
どうして妹はお姉ちゃんに秘密を作ったのか？
どうしてレイカは「母親みたいに」なろうとしたのか？
そして、ミサキはそのふたりを見て、何を感じたのか？
3人の女の子の視点から描いた「家族のようで家族になりきれていない」気持ちのズレと、少しずつの歩み寄りの物語です。
🎬 監督コメント（愛純百葉／16歳・高校2年生）
この映画は、自分自身の中にあった「大切な人を想う気持ち」から生まれました。
お姉ちゃんのことが大好きなのに、なんだかモヤモヤする。
がんばっているのに、伝わらない。
言葉にするとシンプルだけど、実際はすごく複雑な感情ってあると思います。
私はこの作品で、「映像で気持ちを伝えること」に挑戦したかったです。
セリフじゃなくて、表情とか、沈黙とか、天気とか。
それで少しでも何かを感じてもらえたら嬉しいなと思っています。
キャストやスタッフは、ほとんどが友達や家族。
通学路のシーンでは兄と弟がエキストラで出てくれたり、録音をお母さんたちが手伝ってくれたり。
本当に、手作りの映画です。
『リトルマザー』を観て、「私にも似たような気持ちがあったな」とか、「誰かに優しくなろうかな」とか、そんなふうに思ってもらえたら、すごくうれしいです。
👥 キャスト
• 佐藤凛花（ユウカ）
• 愛純百葉（レイカ）
• kanoco（ミサキ）
• 時吉真生／吉村志保／Hyuga／Kazato
🎥 スタッフ
• 監督・脚本・絵コンテ：愛純百葉
• 撮影・照明・録音・編集：Hyuga、Hiromu
• 制作応援：Wako、Yuki
• Translation：Kamila Koyama
📝 制作のこと
私は小学生のとき、地元・佐賀で撮った映画に出て、その作品で東京の映画祭に行って、俳優賞をもらいました。
それがすごくうれしくて、いつか自分でも映画を作ってみたいと思うようになりました。
中学で初めて自主映画を作って、これは2作目です。
身近な人たちといっしょに、どうしたら気持ちがちゃんと伝わる映像になるかをすごく考えて作りました。
この映画は大きな機材もスタジオもないけれど、その分、みんなの想いや工夫がたくさん詰まっています。
「家族ってなんだろう？」とか、「ちゃんと好きって伝えられてるかな？」とか、観た人がちょっとでも、自分のまわりの人のことを思い出してくれたら、私はとても幸せです。
映画祭受賞／入選上映
◇【TBS 25th DigiCon6 ASIA】入賞／上映
Youth部門「BestActor賞」受賞
会場：TBS赤坂BLITZスタジオ（東京都）
「25th DigiCon6 ASIA 授賞式」TBS地上波放送
［MC］上白石萌音 日比麻音子
◇【能古島国際映画祭2023】入賞／上映
「能古島観光PR大使賞」受賞
会場：のこのしまアイランドパーク（福岡県）
◇【大牟田映画祭2023】入選／上映
会場：大牟田アウレア（福岡県）
◇【おいしい映画祭2023】入賞／上映
学生部門「優秀賞」「スペシャルメンション賞」
「企業賞CBC未来つなぐプロジェクト賞」受賞
会場：ミッドランドスクエアシネマ2（愛知県）
◇【第13回大阪成蹊アート＆デザインコンペティション】入賞／上映
「大阪成蹊大学学長賞（金賞）」受賞
会場：大阪成蹊大学（大阪府）
◇【イオンエンターテイメント企画コンテスト】選出上映
イオンシネマ30周年記念「映画館で○○○したい！」
会場：イオンシネマ佐賀大和（佐賀県）
◇【第3回ワクワク祭】招待上映
会場：エスプラッツホール（佐賀県）
◇【第11回立川名画座通り映画祭】入選／上映
会場：kino cinema立川高島屋SC館（東京都）
◇【9th TANPEN Fest.2025】入選／上映
会場：YCC代々木八幡コミュニティセンターホール（東京都）
学生部門・応募335作品の中から19作品に残り、First Select上映作品に選ばれました。
◇【第32回キネコ国際映画祭】入選／上映
🔹11月3日（月祝）11:55-13:30 会場：109シネマズ二子玉川（シアター１）
🔹11月3日（月祝） 9:30-11:05 会場：ふたこビール醸造所（世田谷区）
「第32回 キネコ国際映画祭 コンペティション上映作品」に選ばれました。世界中から集められた⼦どもに向けた良質な作品群、約700作品の中から、厳選された長編、短編合わせて67作品（コンペティション作品51本／特別上映16本）が上映されます。国際映画祭なので、初の英語字幕版での上映です。
［ティーンズ作品］柔らかな感受性を持つ10代に贈る、心に寄り添う映画。
「T1.痛みや希望を描いた作品集」にて上映されます。
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